2014年8月8日金曜日

初音ミクのARライブが(買わなくても)楽しめる!ブルーライト対策目薬「ロートデジアイ」

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猫と一緒にガジェットライフ♪ムチャ(@mutoj_rdm821)です。

このブログも平常運転に戻ります。

もう出遅れ感がありますが、ロートからブルーライトダメージに効くという目薬「ロートデジアイ」が発売されました。さらに初音ミクとのコラボを行い、スマホアプリでARライブが楽しめるというおまけ付きです。

もちろん発売日にゲットしていたのですが、ARライブの公開が8月3日からだったので温めておきました・・・が、体調悪かったりで温めすぎてしまったのでやっと書きます(;´∀`)



ブルーライトに効く目薬

デジアイ症候群、それはブルーライトを多く発するデジタル機器を使うことによる目の疲れ。
デジタル機器から発せられるブルーライトの性質を徹底的に研究し、その対策を詰め込んだ一滴がロート目薬「デジアイ」です。
ピント調節筋に作用し凝り固まった疲れをほぐすネオスチグミンメチル硫酸塩を配合。
さらに角膜のエネルギー代謝を促進し修復を促すFAD(活性型ビタミンB2)も配合。この黄色ビタミンは光に対して分解しやすい不安定な成分でしたが、目薬容器の樹脂色やその素材の工夫、ロート製薬が培った配合技術によって、一般用眼科用薬承認基準内「最大濃度」まで配合することに成功。濃い黄色い薬液には、さまざまな想いがつまっています。
デジタル時代の目薬がここに完成しました。

商品情報|ロート デジアイ

なるほどわからんw

しかし、明確にブルーライト対策として作られたのは間違いないでしょう。

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ミクの目が描かれたパッケージもインパクトがありますが、さらに上には「ブルーライトダメージに効く最大濃度配合」という札も付いています。

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裏面にもブルーライトに効くことが分かりやすく書かれています。

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中身は本体とケース、説明書です。どうせならケースとかもミク要素が欲しかったところです。

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本体は四角い形状。色は残念ながら黄色です。

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キャップを開けたところ。ちょうど対角線で分かれるので、長いです。

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以前紹介した、同じくブルーライトに着目した目薬「サンテPC」との比較。デジアイの方がちょっと大きいです。



差し心地は?

キタ――(゚∀゚)――!!系ではなく、ほんのりしみる感じです。

ちょっとキンカン(虫刺されの薬)のような匂いがします。

効き目は・・・うん、あんまりわかりません(;´∀`) 目薬のレビューって難しいですね。



肝心のARライブは

こっちがメインですよねw

スマホ用アプリはiOS、Android両方用意されています。

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以降、画面はAndroid版です。起動したところ。

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右下の「LIVE STAGE」を選ぶとカメラが起動して撮影状態になります。

ENTERの下に小さく書いてありますが、パッケージが書かれたPDFは無料でダウンロードできます。ですので、製品が手元になくてもARライブは楽しめます。以下の公式サイトの下の方にダウンロード用のリンクがあります。

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パッケージを写すとライブが始まります。

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なんとパッケージがくるっと回転して・・・

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スクリーン?にミクが投影されて歌っています。歌詞は下に出てきます。

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その後スクリーンから出てきて踊りながら歌います。

よく見ると、右上に「PHOTO MODE」とあります。これをタップすれば、OSのスクリーンショットを使わなくても簡単に撮影ができます。

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PHOTO MODEではエフェクト色などのカスタマイズも可能です。

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ライブが進むとパッケージ以外が見えなくなり、たくさんのサイリウムが出てきます。

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スマホを手前に引くと、ライブ映像もちゃんと縮小して見えます。

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認識が失敗すると変な視点になったりします(;´∀`)

まあライブは何度でも再生できるので大丈夫です。



まとめ:ターゲットが分かりやすくて良い

目薬はどれを買ったら良いか分かりづらい商品だと思います。「~配合!」と書かれていても、実際にさしてみてすぐに効果が分かるわけではないですよね。

この製品は明確に「ブルーライトによるダメージに効く」とうたわれているので、買いやすいです。ついでにミクのライブも楽しめるので一石二鳥。

残念なのは、製品自体やケースにミク成分が全く無いこと。色もどうせなら青緑にして欲しかったですね~。

「ミクのパッケージはちょっと手に取りづらい・・・」という方には、以前紹介した「サンテPC」がオススメです。

それではみなさまよきガジェットライフを(´∀`)ノ


サンテPCはパッケージをパウチにした安いのも出ているようです。送料は要確認ですが、パウチの方が安いです。

2014年8月5日火曜日

Excelスクショ問題の記事にいただいたコメントについての返信と、これからやれることについて

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猫と一緒にガジェットライフ♪ムチャ(@mutoj_rdm821)です。

先日の記事「Excelスクショ問題について周りの方へのお願いと、今職人となっている方への励ましの言葉(元職人より)」はものすごい反響をいただきました。ありがとうございます。

もっと叩かれるかと思ったのですが、そこまでひどいコメントはなかったのでホッとしています(;´∀`)

いろいろ質問や提案もいただきました。思いっきり蛇足かも知れませんが、それらについてできる範囲で回答をしたいと思います。

2014/08/06 追記。引用元を記載していなかったので追記いたしました。失礼いたしました。



【目次】

  1. 前提条件
  2. なぜスクショなのか
  3. なぜExcelなのか
  4. なぜ自動化できないのか
  5. 体調について
  6. そもそもエビデンスなんているのか
  7. その他ご意見
  8. まとめ:これからできること

1.前提条件

普通の(元)エンジニアの意見です

まず自分はエンジニアとして大成したわけではありません。うつ病で最初の休職する前は、社内ではそれなりに名の知れた人でしたが、復帰してからは仕事をこなすのが精一杯でした。何かソフトウェアやスマホアプリを開発したわけでもありません。従って、「このSI業界の闇について提言できるほどの人間」ではありません。1人の普通のエンジニアの意見として受け取っていただければと思います。

より良いソリューションを提示できていません。が、何か考えてみます。

現在はさまざまなソフトウェア、ツールが開発されていて、もしかしたらExcelスクショ問題を解決できる物があるかもしれませんが、全てを試したわけではないので「現状でこれ!」という解決策は見つけられていません。

ただ、後で触れますが、物がExcelであればある程度の作業はVBAで自動化できるのでは無いかと思っています。どのみち休職に入るので、何か考えてみます(当面は寝たきりになると思いますが・・・)。

うつ病の直接的な原因ではありません

誤解を与えてしまったかもしれませんが、自分のうつ病はExcelスクショが直接の原因ではありません。その現場を離れたあとに、仕事上のストレス/プライベートでの悩みで発症し、診断を受けました。



2.なぜスクショなのか

動画じゃダメなのか

自分が職人だった頃は開発用PCは動画編集するには非力でしたが、今のPCスペックなら動画に撮るのも耐えられそうですね。

問題があるとすれば、

  • テスト仕様書なので、確認したことを残す欄が必要
  • プロジェクトによっては確認箇所をマーキングする必要があるので、動画編集で行うのは大変
  • 後でエビデンスを参照するときに、該当部分を探すのも見るのも時間がかかる

でしょうか。メタ情報として「この部分のテストは何分何秒の位置」というのを一緒に残しておけばいいかもしれませんが、そこまでするとExcelにスクショの方が楽になってしまう気がします。



スクショ取らずチェックリストに「OK」と書くだけじゃダメなのか

これはコメントにいただいたとおりなので引用します。

スクショ取らずチェックリストに「OK」と書くだけで稼働後に問題発覚した場合の責任の取り方と再発防止策と客の説得方法を提案する人が全然いなくてワロタ

htnmiki のコメント / はてなブックマーク

まさにこれを防ぐためにスクショに残しておくわけです。

また、スクショにすることで第三者チェックが可能になります。

2の理由は「OKと書くよりスクショにして第三者チェックをする方が品質が上がるような開発方法・人員で開発している」って書くとより正確か

SUM のコメント / はてなブックマーク

スクショじゃなかったら、確認者(チームリーダー以外にお客さんも)がその場で一緒に操作を逐一見ていないといけなくなりますね。



自分を守るためっていうのは後ろ向き?

うーん、やっぱり自分を守るためって後ろ向きな理由が嫌だな。自分もスクショ付きでエビデンスを残すことはあるけどそれはあくまでレビューをしてシステムの品質を上げるためだし、必要性が高いところに絞ってやるよ

w1234567 のコメント / はてなブックマーク

ここはちょっと感覚が麻痺しているところがありました。

この手のプロジェクトは品質は絶対条件で、1つでも漏れがあったらアウトです。

なので、全てスクショを撮るわけです。もちろんバグを発見して潰すという品質向上のためのテストなのですが、その証拠として今のところの最適解がスクショとなってしまっているという現状です。




3.なぜExcelなのか

Excelである必要性について意見をいただきました。

パワーポイントじゃダメなのか

これについてはまず一番最初にある画像をクリックして拡大して見ていただきたいです。

ただスクショを貼って終わりではなくて、多くは「プロジェクト標準」といったお客さん側が用意している定形のフォーマットがあって、ヘッダー部分に色々記述が必要です。(そしてそれもExcel)

また、1つの画面で1個の確認項目というわけではなく、複数の入力項目のエラーチェックをまとめて行う場合などは、1枚のスクショで複数の項目を確認します(スクショ枚数を減らすため)。そうすると、「~となること  →  OK」という行が下にずらーっと並びます。

作っているのは「テスト仕様書」なので、やはりドキュメントとしてある程度のフォーマットに耐えられないといけないのです。


Excel万能すぎ

Twitterで高見ちえさんがとても納得できる発言をされていたので引用します。

まさにその通りで、限られた開発環境で一番使いやすいのがExcelなので、それ以外を使えと言われても困ってしまうわけです。特にインターネットから隔離された上に管理ソフトウェアで監視されているような状況では、他にソフトを入れることは絶対にできません。

なので、Excelを使っている事についてはあまり突っ込まないで欲しいところです。



4.なぜ自動化できないのか

自動化ツールを使えばいいのでは?

こちらもコメントから引用します。

自動化すればいいのにと思うでしょうが、その自動化は問題ないのかというレビューを行い承認もらわないといけないし(担当者ごと)そんな工数もったいないから、人間がやるという感じっぽい。

yutamoty のコメント / はてなブックマーク

かつて自分もLoadRunnerという負荷テストツールを使ったことがあります。

負荷テスト用なのですが、画面操作をキャプチャーして、一連のHTTPのやりとりを再現することができます。

生成されたスクリプトはC言語に近いもので、カスタマイズも可能です。

他にもUWSCというWindowsの操作を自動化するソフトウエアもあるそうです。

しかし、2つの問題があります。

  • 「お前そのスクリプトは正しいと言えるの?」(サバンナAA)
  • もしツールを使ったテストで不備が出た場合、そのツールを使ったテストケースは全てやり直しさせられる可能性がある

一旦スクリプトに落とし込む以上、今度はそのスクリプトが正しいという証明が必要になってしまいます。


自動化すると工数が増える?

よく訓練された SIer は Excel にテストシナリオとデータセットを記述すると、自動でスクショ撮るようなプログラムを作成する。しかし記述量とルールが膨大になり結局使われなくなるんだけどね。で、人海戦術に戻る。

kakipo のコメント / はてなブックマーク

込み入ったことをやろうとすると、返って工数がかかってスクショの方が早いということになりがちです(;´∀`)


ExcelであるならばVBAである程度自動化できるのではないか

Excel上で手で操作できることは、基本的に全てVBA(Visual Basic for Application)で行えます。

クリップボードの監視はWin32APIを使えばできるようです。

であるなら、

テスト仕様書(Excel)を開いた後システムを操作してPrintScreenを押したら、自動的にExcelの指定位置に貼り付けた上でいくつかの加工を行う

くらいなら実現できそうな気がします。

どのみち自分は休職に入るので、この辺について「こういう風にして欲しい」等ご意見いただければ実装してみようと思います。



5.体調について

うつ病でこんなに書ける?

「自分はSEでしたが、うつ病でもうすぐ2度目の休職に入ります。」こんなちゃんとした文章書けるうつ病の人っているんだ……(元うつ病患者として素直に驚き)

natsukitchen のコメント / はてなブックマーク

先日の記事は数日前から考え始めて、日曜日まる一日かけて書きました。書き終わったときはちょっと吐き気が出ました(うつで休職を決めたときときと同じような症状)。そして翌日は午前出勤できませんでした。

元々このブログもうつ病からのリハビリのために初めて2年以上経つので、書くことには慣れているとは思います。ただ、書き終わるともうぐったりで、何もできません。


体調不良のアラート

実際体調不良のアラートってどのレベルでやめさせるべきなんだろ。多分自分がわりとすぐ復活できたのは、早めに逃げたことにあるんだろうなと思ってるけど、どのレベルになったら「早く逃げろ」なのか気になる。

bloominfeeling のコメント / はてなブックマーク

これは前回も書きましたが、

  • 睡眠に影響が出たら(眠れなくなったり、夜中に何度も起きてしまったり、日中眠くなったり)要注意です
  • 吐き気や頭痛と言った、身体面での不調が出てきたらもう危ないです。すぐにその場を離れるべきです

です。というか、これらが出てたらちょっと遅いくらいだと思います。専門家(心療内科等)を受診してください。

「仕事に集中できない」「イライラして同僚に当たってしまった」「朝起きられなくて遅刻しがち」とか、悩みを抱えたらまずは社内の上司や会社の相談窓口、もしくは以下の厚生労働省のポータルサイトの各種窓口を利用してみてください。



6.そもそもエビデンスなんているのか

厳しいご意見もいただきました。

全く馬鹿げてるし意味がわからない。多くの人はエクセルスクショが必要になってること自体おかしいと言ってるはずなのに。やっぱ業界自体腐ってるしそれを今も続けてる人も同罪。

rightoverture のコメント / はてなブックマーク

これは反論をしますと、「Excelスクショがおかしい」という意見は少なかったです。どうにかしたいけれど、現状での最適解はExcelスクショになってしまうという方の方が多かったです。

その検収時にエビデンスをチェックしますし、納品はソースコードだけではなく設計書やエビデンス全てが揃って初めて完了になります。そして、保守契約も継続して行っていることがほとんどなので、「見抜けなかったんだからお客さんで直してねてへぺろ(・ω<)」という話にはならず、開発した側が保守対応を行います。






その際に、バグの混入原因の調査、影響範囲の調査、対応法の検討でエビデンスが生きてくるのです。



7.その他のご意見

猫が邪魔

スクロールについてくるネコ写真が本文にかぶって読みにくい、というのもスクショがあれば、すぐ分かる!

kamayan1980 のコメント / はてなブックマーク

すみませんでした(;´∀`) 何となく作っただけなので非表示にしました。

猫(名前は「すず」といいます)の左目は、膜がふさがったままになっています。詳しくは紹介ページを(ぜひ)ご覧下さい。自分にとっては大切な家族です。


SEとは

SEって「ScreenshotをEXCELでとる人」の略だったんだね

hatest のコメント / はてなブックマーク

まあ最初の要件定義や設計時の打ち合わせで使う資料なんかもちょっとした物はExcelで作ったりしますし、ログの分析とか性能評価の統計なんかにも使ったりするので、EはExcelの略というのはあっている気もします・・・。


Excel検索ツール

スクショ自体も大変だけど、説明のコメントをオートシェイプの吹き出しとかで書くがだるい。オートシェイプ内は検索もできないし。

nyop のコメント / はてなブックマーク

これは昔作ったんですよ!

あるプロジェクトで、お客さんの作った業務フロー図が全てオートシェイプで書かれていて、全く検索できないという恐ろしい代物に遭遇しました。

なので当時オートシェイプ(とコメント)も検索可能なExcel検索ツールを作りました。

htmlファイルになっていて、内部でActiveXObjectを使ってExcelを操作します。IEじゃないと動きません。あとEMETを入れていると動かないようです・・・。どなたか動作確認して、コメントいただけると嬉しいです。

1つずつ開いて検索するので時間はかかりますが、インストール等必要の無い単なるhtml(テキスト)ファイルなので、限られた開発環境でも使えるのでは無いかと思います。また、検索結果のセル・オブジェクト・コメントを選択した状態で開く機能も付いています。

デザインの知識とセンスがないのでインターフェースがショボいので、どなたかいいデザインを作ってください(;´∀`)


歴史は繰り返す

ありそうで怖いw


これは・・・!?

これはいけそうな気もします・・・が、問題は撮ったスクリーンショットをどうやって開発環境へ落とすかですね。インターネットに繋がっていれば大丈夫ですが・・・。


お願い(Twitterフォロー制限)

Twitterの制限により、フォロー数2000以上はフォロワーが増えないとフォローできないようです。記事をシェアしていただいた方は全員フォローしていったのですが、途中で引っかかってしまいました(;´∀`)

もしまだフォローしていただいていない方は、良かったらフォローしてください。普段は猫、ガジェット、文房具、ゲームのネタをつぶやいています。このブログも大体そんな感じです。




8.まとめ

たくさんのご意見ありがとうございました。

ものすごいアクセス量で(普段の1ヶ月分のPVを超えた)、もしかしたらSIerの闇を暴いてしまうラプラスパンドラの箱を開けてしまったのではないかと心配しましたが、悲観的な意見よりは「どうにかしたい」という感じの流れになってるように思います。

Excelスクショを全面的に肯定するわけではありません。でも、一部のシステム開発の現場では、どうしても必要な物になってしまっています。

みんなで知恵を寄せ合って、Excelスクショを楽にする方法(たぶん無くすのは難しい・・・)を考えていければと思います。

2014年8月3日日曜日

Excelスクショ問題について周りの方へのお願いと、今職人となっている方への励ましの言葉(元職人より)

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最近一部で話題になっている「SEがテスト工程で画面のスクリーンショットをExcelに延々と貼り続ける作業」について、実際にスクショ貼り職人を経験した自分としては、何か残しておかねばと思い、この記事を書きます。

自分はSEでしたが、うつ病でもうすぐ2度目の休職に入ります。Excelスクショ職人を経験しています。そんな自分が、「Excelスクショに対して疑問を抱いている方」と「今現在Excelスクショ職人な方」へ、お願いと励ましの言葉を述べさせていただきたいと思います。
【参考】


【目次】


そもそもExcelスクショとは何なのか

あるシステムを開発したら、必ずテスト工程があります。プロジェクトによっては、全くユーザーインタフェースがない場合もあるかもしれませんが、ここでは何かしら画面を操作する、例えば銀行のATMの画面を思い浮かべてください。

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このような画面があったとき、例えば以下のようなテストケースが作られます。
  • 1を押したら右の欄に「1」と表示される
  • 2を押したら(ry
他にもいろいろ出てきます。
  • 訂正を押したら1文字消える
  • 確認を押した際に、
    • 1桁しか入力されていなかったら「4桁で入力してください」として画面は遷移しない
    • 2桁しか(ry
    • 4桁入力されていて、内容が正しければ次の画面へ遷移する
    • 〃内容が正しくなければ、「暗証番号が違います」と表示して画面は遷移しない
システムにもいろいろあって、仮に上のどれかが正しく動作しなかった場合に、すぐ直せば問題無いような物もあれば、それが会社に大変な損害をもたらす物もあります。


※これは笑い話なのですが、某FF11では初期の頃以下のようなバグ(設定ミス?)を出したことがあります
アタックモーションとか1回試せば分かるのに、なぜリリースされてしまったのか理解に苦しみます。売値より買値が高いなんてもってのほか。
所詮ゲームなので「ミスったので直しておくねてへぺろ(・ω<)」で済むのかもしれませんが、あまりにザルですね┐(´∀`)┌


ここで強調したいのは、「問題発生時に社会的に大きな影響を与えてしまう」ようなシステムであるほど、古くからの慣習からExcelスクショ(最終的には印刷して紙で納品)が要求されるプロジェクトである事が多いのではないかということです。ここではそのようなプロジェクトを「Excelスクショプロジェクト」と呼ぶことにします。

さて、上のテストを「確かにやりました」と証明するために、画面のスクリーンショットを撮ります。それをExcelに貼り付けて体裁を整えた(お客さんの定形フォーマットや、テストケース番号、確認欄、スクショの該当箇所に赤線を引いたりなど)後、エビデンスとして残します。

最終的に、プログラムのソースコードや設計書と合わせて納品されます。Excelスクショプロジェクトだと大抵は「印刷して納品」します。印刷された各ページには、プロジェクトマネージャ、納品先のマネージャ、さらにその上の人・・・といった印鑑が押されたりします。


Excelスクショに対して疑問を抱いている方へ

問題を分解してみましょう
  1. なぜExcelなのか
  2. なぜスクショなのか
  3. なぜ延々と作業することになるのか(何百枚と)
  4. なぜそんな無駄なことをするのか
  5. 元職人からのお願い

1.なぜExcelなのか

A.選ばれたのはExcelでした。

Excelといえば「Excel方眼紙問題」というのもありますが、原因は近いと思っています。
上記の「スクリーンショットを貼って体裁を整えて印刷する」作業をするソフトウェアを以下のリストから選んでくださいと言われたら、どれを使いますか?
  • Word
  • Excel
  • PowerPoint
  • ワードパッド(Windows標準の)
この中だったらExcelを使うという方がほとんどではないでしょうか。Excelは万能過ぎて(Wordがお節介すぎとも言える)、直感的で加工もしやすいので、ちょっとしたドキュメント作成ならExcelを使う方が便利だったりします。

なぜリストが4つなのかという問いに対しては、SEに割り当てられるPCにそれしか入っていないから、そして勝手にソフトを入れられないからです。

PCを大量導入する際、とりあえずMicrosoftのOfficeはライセンス購入すると思います。そうするとWord/Excel/PowerPointは入っています。これ以外にソフトを入れようとするとお金がかかります。

フリーソフトでもっといいのがあるよ!というご意見もあるかもしれませんが、特にExcelスクショプロジェクトでは「サポート」が問題になります。業務利用に耐えうるか、ファイル形式がずっとサポートされるかどうか、などです。(今だとLibreOfficeとかありますが・・・)

また、そもそも開発環境(開発用PC)がインターネットから隔離されていたり、PC監視ソフトが導入されていたりして勝手にソフトを入れることができません。

結論としては「使いたくてExcelを使っているわけではなく、限られた環境で最も適したソフトを探したら・・・選ばれたのはExcelでした。」ということです。(※個人の意見ですが、それほど外してないのではと思います。)

2.なぜスクショなのか

A.テストを確実に行ったという証明を残すため

テスト仕様書の各テストケースの欄に「OK」と書くだけで済むのであれば必要ありません。しかし、運用に入ってから問題が発覚したときに、「本当にやったのか?」という話になります。

テストを行った証明としてスクリーンショットを撮るのです。そして、お客さんもそれを確認します。

画面入力を伴うシステムの場合、「こういう操作をしたらこうなる」という動作を仕様として設計します。仕様通り動くことを証明するには、実際に操作を行った時の画面が残っていないといけません。何か問題が起きたときには、ちゃんとテストが行われていたかどうか、設計時に想定されていた動作なのか等、説明が求められます。

「そんなのさっさと直せばいいじゃない」と思われるかもしれません。しかし、Excelスクショプロジェクトでは通用しません。お客さん側も、システム部門から運用部門、さらには実際にシステムを使うエンドユーザーに対して説明を付けなければいけないので、はっきり分かる形での説明ができないといけないのです。

3.なぜ延々と作業することになるのか(何百枚と)

A.入力項目、画面数の数だけパターンが増えていくため

上のATMの例を取っても、ボタンが12個、桁数が4桁、確認ボタンを押した次の画面(この場合は別の金額入力画面に移るか、エラーで戻ってくるかの2パターン)あるので、やろうと思えば全部掛けた枚数は必要になります。

しかも、各テストケースで入力前と後で2枚ずつ必要になります。
エラー発生後
項目数が多いほど、画面数が多いほど、その組み合わせは膨大になります。そのため、規模によっては恐ろしい数のスクショ枚数になります。

また、バグが見つかった場合、その画面のテストケースはやり直しになります。スクショも取り直しです。

設計や開発と違ってそれほどスキルを必要としないため、システム開発未経験の人や、入社したばかりの新人さんが担当したりします。

4.なぜそんな無駄なことをやるのか


A.その後のフェーズ(特に運用後)で自分たちを守るため

「そんな作業は無駄だ!」と思われる方も多いでしょう。自分もスクショ職人をやっていたときはそう思ったこともあります。

スクショが重要になるのは運用フェーズ以降です。

運用後に致命的なバグが見つかった場合、大変な騒ぎになります。Excelスクショプロジェクトでは「申し訳ありません、直します」では済みません。
まず、即座に原因を突き止め、影響範囲を特定し、報告書を作成して報告します(その日中に)。

このとき、発生した直接的な原因、真の原因(?)、再発防止策も報告しなければなりません。(ちなみに真の原因の最終手段は「当時設計を担当したSEのスキル不足」でした・・・もう居ないので追求できませんという)

並行して、横断的調査も必要になります。バグが画面にあるなら発生した画面の他のテストケースに問題は無いか、特定のデータベースのテーブルを触っているロジックなら、同じテーブルを触っている他の部分に問題は無いか、等です。

このとき、スクショがあれば「他は問題ありません!」と断言できます。(ちなみに、データベースを更新するようなボタン操作だったら、画面と共にテーブルをSELECTした内容をスクショに取ったりもします・・・)

これは自分の経験ですが、参加していたプロジェクトは複数のサブシステムを別々の会社が担当していました。あるとき、特定のサブシステムで問題が発生したときに、1枚のスクショが自分たちのサブシステムに不具合がないことを証明したことがあります。不具合を起こした会社の方々はもちろん遅くまで残って対応していました・・・。

従って、結局のところ「SE自身を守るため」にスクショを残しているとも言え、決して無駄なことをしているわけではありません。

5.元職人からのお願い

Excelスクショは、より社会的に重要で巨大なシステムほど、古くからの慣習で残ってしまっている問題と思います。

画面テストを効率よく行えるソリューションもあるかとは思いますが、お客さん(さらにその先のエンドユーザー)に理解してもらえるかは難しいところです。

しかし、無駄なことをしているわけではないので、「そんなの無駄だよ」とか「何の意味があるの?」とか言うのは止めてあげてください。嫌でもやらなきゃいけないからやっているわけなので、ごちゃごちゃ言っても本人が辛くなるだけです。

それよりは、このあと職人へのメッセージにも書きますが、体調を気遣ってあげてください。そして社会には逃げ道も用意されていることを教えてあげてください。


今現在Excelスクショ職人な方へ

同じように分解してお話ししていきます。
  1. なぜExcelなのか
  2. なぜスクショが必要なのか
  3. スクショを撮りつつも成長するために
  4. 体調が悪くなったら(重要)

1.なぜExcelなのか

これは上で書いたことと同じなのですが、同じ作業を「割り当てられたPCに入っている別のをソフトを使ってやってもいいよ」と言われた場合、より良い選択肢はあるでしょうか。

自分が前所属していたプロジェクトでは、開発用PCにはMicrosoftOffice以外は事前に申請して承認されたソフトウェアしか入っていませんでした。もちろん勝手にソフトを入れることは禁止されていました。

ちょっとした報告書、障害の説明資料などもExcelで作ってました。(ちなみに上のATMの画面はExcelで作りました(;´∀`)

2.なぜスクショが必要なのか

撮っているときは意味も重要度も分からないと思いますが、フェーズが進んでいく毎に重要度が増していきます。

テストフェーズも、規模が大きければ単体テスト、結合テスト、システムテスト、オペレーションテスト、ユーザー受け入れテストなど段階が増えます。後のフェーズで見つかったバグほど、対応が大変になります。特にバグが残っていた理由の説明、影響範囲の調査です。

スクショ1枚が、影響範囲を一気に狭めることもあります。

もしかしたらその時にはプロジェクトを外れてしまっているかも知れませんが、後に残った人達のためにも、しっかりテストを行ってください。スクショを撮っても、間違ったまま提出してしまっては意味がありません(お客さんもチェックしますが)。

3.スクショを撮りつつも成長するために

「こんなことばっかり毎日やってて意味あるのだろうか・・・」と思う方もいらっしゃるでしょう。

もちろんただスクショ貼ってるだけではプログラミングスキルも付きません。
とはいえ、目の前の作業から逃げられるわけではない・・・という方へ、成長するための鍵を置いておきます。
  • 小さな違いに気づく意識を養う
  • バグが見つかった場合にチケット(問題管理表とか)を追ってどんな原因でそのバグが入ったのかを知る
  • Excelの使い方を学ぶ

    ■小さな違いに気づく意識を養う(エンジニアのカンみたいなものも)
    ぱっと見で明らかなバグはすぐ気づくでしょうが、中にはよーく気をつけて見ていないと気づかないバグもあったりします(たくさんある項目のうち1つだけフォントが小さいとか)。そういう小さな違いに気づく意識を養ってください。

    これは後にレビューする側に回ったときに生きてきます。

    また、上にも書きましたがバグは発見が遅れるほど対応が大変になります。同じ事の繰り返しはしんどいと思いますが、確認すべきところはしっかりチェックしてください。そして、30分に1度は一息入れる方が集中力が落ちにくくなります。(→ポモドーロテクニック

    ■バグが見つかった場合にチケット(問題管理表とか)を追ってどんな原因でそのバグが入ったのかを知る
    バグがなぜ生まれたかを追求するのは非常に勉強になります。どういうプログラムミスだったのかを知り、どのように対応したか、どうすべきだったのかを知る事は、エンジニアのスキルの蓄積として非常に重要です。参考書や資格試験では得ることのできない部分です。

    スケジュールが厳しい場合はそこまで手が回らないかも知れませんが、自分の担当部分でバグが発生した場合は追いやすいのでは無いかと思います。できたらメモなどを残しておき、後で見返せるようにしておくと良いです。

    ■Excelの使い方を学ぶ
    もうExcelを触るのも嫌かも知れませんが、細かな技を覚えておくと後々役に立ちます。ショートカットや数式はもちろん、VBAも使えるようになっておくと運用の時にツールとか作って楽になったりします。

    とりあえずCtrl+1でプロパティが出ることだけでも覚えておくと便利です。また、スクショを貼るときに何かしらの加工(縮小や枠線入れなど)を行っている場合は、マクロを記録する機能を使うと楽になれるかも知れません。
    集計や統計の関数を使ってログの解析をしたり、データベースのデータを分析したりすることもできます。

    4.体調が悪くなったら

    同じ事の繰り返しで精神的に辛くなったら注意してください。どうしても自分に合わない環境というのもあります。そして精神的に無理を重ねると人は壊れます。自分は壊れました。

    「スケジュールが厳しいからがんばらないと」
    「みんながんばってるから自分もやらないと」
    「新人だから甘えないでやらないと」

    こういう気持ちで自分を追い詰めすぎてはいけません。

    あまりに辛かったら、上司に相談しましょう。受け入れてくれなかったらその上の人、会社によってはメンタル面の相談を受け付ける窓口があったりするので、とにかく相談してください。

    睡眠に影響が出たら(眠れなくなったり、夜中に何度も起きてしまったり、日中眠くなったり)要注意です。

    吐き気や頭痛と言った、身体面での不調が出てきたらもう危ないです。すぐにその場を離れるべきです。

    社内で相談できるところがなかったら、社外へ助けを求めて下さい。厚生労働省が色々な相談窓口をまとめたポータルサイトを用意しています。
    1人で悩むのではなく、まずは相談してみてください。無理を重ねた期間が長いほど、復帰にも時間がかかります。


    まとめ:いのちだいじに


    Excelスクショ問題はそう簡単に片付く問題ではありません。新人のうちは一番やりやすいテストフェーズから担当する事が多いですし、重要なシステムほどExcelスクショが大きな意味を持っています。

    でも体を壊してまで行う必要はありません。システム開発も色々な物があり、障害発生時に報告書を作るよりもちゃっちゃと修正してリリースするという現場もあります。そういうシステムではスクショは1枚も撮りません。

    誰かがやらねばならないのですが、必ずしも自分である必要はありません。

    2014/08/05追記
    蛇足かもしれませんが、いただいたコメントに対しての返信エントリーを書きました。
    2014/08/12追記
    解決策を考えて記事にしてくださった方が現れました。

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